借金の保証人をご紹介できない理由

週に1度か2度、借金の保証人は紹介できないのかというようなお問い合わせをいただきます。結論から言いますと、借金の保証人はご紹介できません。

保証人とはなにか

保証人といっても、単に「保証人」という場合と「連帯保証人」の2つに分かれます。当会で紹介する賃貸の保証人にも、中には「連帯保証人」を求められる場合があります。

部屋の借主が家賃を滞納してしまった場合、大家や不動産会社は保証人にも連絡をすることがあります。その際に単なる「保証人」であれば「借主に請求してくれ」と言うことができます。借主がいまは現金を所持していなくても、株や外貨を持っていれば、それを差し押さえるように大家や不動産会社に言うことができたりするのです。

しかし「連帯保証人」はそのようには言えず、借主と同じ立場に立たされるのです。借主が支払い不能になったら連帯保証人は肩代わりをしなくてはならないのです。仮に保証人が2人いれば、肩代わりすることになっても2人で割った金額を支払うことになりますが、連帯保証人は複数いても各々100%の金額を支払わされるのです。

一言で保証人と言ってもこれだけ大きな違いがあるのです。

借金の保証人をやる人はいません

借金の場合も同じで保証人と連帯保証人がありますが、当会ではそのどちらもご紹介できません。

賃貸と違って借金だとまず桁が違います。ン十万、時にはン百万という債務が支払い不能となった際には、保証人に多大な迷惑がかかります。

賃貸でもそのようなことは稀にありますが、家賃であれば当会でもどうにかカバーできる範囲ではありますが、借金のン十万などとなるとカバーできなくなります。

じゃあ5万円ぐらいの少額の借金はいいだろうと思われるかも知れませんが、借金の場合はそれがだんだんと膨らんでいくことも考えられるので、少額でもお断りしています。

 

それに、そもそもですが保証人を引き受けてくれる人たちも、借金の保証人は引き受けたくないと言うのが本音です。当会としてもそこまでリスキーな案件は引き受けたくはありません。

相談が必要であれば

もしあなたが借金で困っているなら、借りることを考えるよりは「整理する」ことを考えた方がよろしいと思います。

最近では弁護士事務所や司法書士に相談して債務整理や自己破産などの判断もできますので、事業資金を調達するとかの理由でなければ、借金をきれいにするほうが懸命です。



そういう理由により、当会では借金の保証人はご紹介できません。ご了承ください。

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